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サイカチ


主有成分のサポニンは去痰剤として処方されますが、地球にやさしいエコ洗剤としても話題になっています。あちこちに生えている鋭いトゲが特徴ですが、小枝が変形したもので、たまに小動物などが誤って刺さっていたりして・・・・(←しません)。西行法師の説話集「撰集抄(せんじゅうしょう)」の中では、死者をよみがえらせるという秘術「反魂術(はんごんじゅつ)」に使われています。


毒草名  サイカチ、西海枝・西海子(さいかいし)、カワラフジ、カワラフジノキ、皀莢(そうきょう)
学 名  Gleditsia japonica MIQ.
特 性  マメ科サイカチ属、雌雄同株の落葉高木
花 期  6月
毒部位  豆果、種子
成 分  サポニン(Saponin)
症 状  嘔吐、下痢、貧血、溶血毒




「撰集抄」巻五 第一五 西行於高野奥造人事
廣野に出て、人もみぬ所にて、死人の骨をとり集て、頭より足手の骨をたがへでつゞけ置きて、砒霜と云薬を骨に塗り、いちごとはこべとの葉を揉みあはせて後、藤もしは絲なんどにて骨をかゝげて、水にてたびたび洗い侍りて、頭とて髪の生ゆべき所にはさいかいの葉とむくげの葉を灰に焼きてつけ侍り。土のうへに、畳をしきて、かの骨を伏せて、おもく風もすかぬやうにしたゝめて、二七日置いて後、その所に行きて、沈と香とを焚きて、反魂の秘術を行い侍りき。(岩波文庫「撰集抄」西尾光一校注1970/01/16初版) 注釈:砒霜(ひそう)=亜砒酸、さいかい=西海子



しかし、西行さんは結局失敗してしまって、心が無くて声が出るだけという欠陥ゾンビを生み出してしまい、その失敗作をなんと高野の奥に捨て置いてしまうのでございました。そしてその後、西行さんはそのスジの達人からアドバイスを授かるのですが、その内容は・・・本書にてお確かめください。


 2005/11

秋になると30cm以上にもなる大きなさや果をつけます。中に詰まっているマメがちょうど手のひらサイズのエコ石鹸。


 

≪MEMO≫
・漢方薬草:白莢(ソウキョウ)=痺目・涙目。[下薬]
・トゲに注意。
・日本の固有種。
・細滑
・再勝ち:お家再興のシンボルツリーとしての役割を持つ。


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